歯に黒い部分がある?子どもの虫歯治療の症例blog
こんにちは。今回、当医院の虫歯の治療について書きます。
患者さん情報
この患者さんは9歳の男の子で、ご家族から奥歯に黒い部分がありむし歯がある気がするとの事で来院されました。
治療症例
術前
実際のお口の中を見たところ右下の奥歯に一部歯に穴が開いてむし歯になっていました。
幸い今のところ痛みはないとの事でした。
削る前のやるべきこと
う蝕の範囲は大きい為、麻酔の必要性があります。
麻酔を行う前に以下の器具を使用して極力恐怖心や痛みを取り除くよう心掛けます。
●笑気ガス(まずは緊張をほぐしてもらうようリラックスしてもらいます)
●表面麻酔(時間を十分おいて針を使用した時の痛みを最小限にします)
●電動麻酔、細い針(注射針)を使用(実際に痛みを感じにくくする為に一定の圧でゆっくりと麻酔を行います)
歯を削るにあたって
う蝕を取り除き、さらに過剰な切削をしないよう拡大鏡を使用します。
また、う蝕を除去した後は元の歯の状態を復元する為に専用のキットを使用して歯を再現します。
またお子さんの歯は大人の歯と色合いが違い少し明るい白い色になります。
このため色のあった白い樹脂で詰めています。
術後
削り終えた後、残っている歯の色と近い色の樹脂を選択して白い詰め物を詰めています。
詰め終えた後は、かみ合わせを調整し違和感がないか確認をしてます。
最後に詰めた樹脂の表面がざらついているため綺麗に研磨を行います。
麻酔がきれてから痛み、そしてかみ合わせが高くないか次回の時に再度確認を行い問題がなければこの歯の治療が終了になります。
治療内容 | 虫歯治療 |
リスク・副作用 | 歯を削る必要があります。 |